#553(7/4）人間の道徳観は低下してきているのか？

内容：隆司さん一人でお送りします。おおたゆうすけさんが人間の道徳観はどんどん低下しているのではないかと言う内容でFBに投稿されていた。おおたさん（フレディ）が書いた内容には「昔は家にカギをかけなくても泥棒は入らなかったのに、最近ではカギをかけなくてはいけない、どんどん世の中悪い人が増えている気がする。」
産業革命以来みんなが自分のことばかり考えたり、自分勝手になり格差が拡大し環境問題が起きているのではないかと言っていたが、研究結果によると７０年にわたって倫理観は低下していないということが言われている。
二つの研究で、一つ目は人々は道徳観がどんどん低下していると多くの人が昔より今の方が悪くなったなと感じている傾向があるのは確か。
もう一つの研究は人々の道徳観は経年変化をみると低下していないという結果がある。事実で見ると低下はしていないけれど人々の感覚としては低下していると感じている。
モラルの低下は幻想で間違いであるという結果がでている。
例えば最近の若者が倫理や道徳観が低下しているとよく言われるが、メソポタミア時代の文章をみると「近頃の若い者は・・・」と書かれている。ということはメソポタミアの時代から何年間も昔はよかったというそういう幻想が存在していたということが研究結果で明らかになっている。ザ・イリュージョン・オブ・モラル・デクライン　モラルの現象はイリュージョンである。
人間の幻想の認知バイアスはいろいろある。例えば私がもっとお金があれば幸せなはずだというようなことを「フォーカシングイリュージョン」と呼ばれている。つまりモラルが低下している、これも幻想だということ。
人間の幻想やバイアスというものは知的に考えると避けられる。人間はこういう傾向を持っていると知識と知っていて陥りそうになれば補正していくということは人間はできる。
人間はバイアスがあるけれど、もう一つは知的にそれを理解し補正することによってバイアスを超えることができる能力がある。幸福学ＴＩＰＳがまさにそう。これによって人はより幸福になれるはずであるということに基づいている。
感謝なんて幸せなんて関係ない笑顔にならなくていいよって思う人もいるが、感謝したり笑顔になった方が幸せになれるという統計的事実。自己肯定感が低い人もそれもバイアスでそんなこと思わない方が幸せ。
幸福学TIPSはバイアスを認識し自分を正しく理解し科学的に理解することによってもっと幸せになればいいなという学問のつもりでいる。
道徳観がないじゃないかと考えすぎず、世の中捨てたもんじゃないよと思うことで生きやすくなる。
隆司先生は道徳衰退が起きてるからウェルビーイング研究をもっとひろめるべきだと言っていたので、この研究結果は出鼻をくじかれた感じだが、気にせずがんばっていきたいと思いますとおっしゃっている。
道徳観が低下していなかったとしても、もっと上昇されることが世の中にとっていいことなのでどうすれば人類の道徳観が上がるのかもっとみんながみんなのことを思い、生きとし生けるものが幸せであるようにどうすればみんなが思う幸せな世界を作れるのかこれが人類の大きな課題だと思うので、さらに次のステップを歩めるようにみんなでがんばろう！
TIPS：人間はバイアスがあるけれどももう一つは知的にそれを理解し補正することによってバイアスを超えることができる能力がある。幸福学ＴＩＰＳがまさにそう。これによって人はより幸福になれるはずであるということに基づいている。