#662（10/21）仏教と幸せ研究会で講演

内容：昨日は武蔵野大学「仏教と幸せ研究会」で講演。
そこで受動意識仮説と幸福学について話した。
受動意識仮説：心はない、ないけどある、心は幻想であるという話
幸福学：利他的な人は幸せ、感謝する人は幸せ、チャレンジする人は幸せ

受動意識仮説は知恵、幸福学は慈悲に対応するのではないかと話した。
下田正弘先生の質問が面白かった。心がないのに幸せになりたいとはどういうことなのか、と鋭い質問をされた。
心はないから論理的にはどう生きてもいい。
どうせ生きるのなら直観的、感性からはいい人生をおくったほうがいいと導き出される、と話した。

下田先生：現代科学は進展した。進展したが、何でも解けると思っていたら、意外と無力だった。
心は何かという問題は解けていない。
そこで仏教のことに立ち返って、生きとし生けるものが幸せだったらいい。利他的にみんなのことを考えると我欲も減る。というのが
慈悲があると知恵に到達できるのが、仏教の到達した境地。
幻想だったとしても、幸せなほうがいい。
みんなが幸せな世界をつくるウェルビーイング学部に前野先生と下田先生が集ったのも偶然ではないと感じた。

TIPS：いろんな学問の連携の中から答えが出る。