#766（2/2）前野隆司は異端の研究者か！？

内容：日本の研究者の現状についてのお話。海外では、文系と理系を横断して研究している人が多い。一方日本では「たこつぼ化」していて、1つの分野だけをそのまま縦割りで研究し続ける。本来は分野と分野の間、両方をつなぐところでおもしろい研究が進むが、日本の縦割り構造ではそれがやりにくい。日本は新しい学問の研究をしにくい構造的問題を抱えていて、その問題に気づいていない人が研究者として研究しているのが現状である。前野先生の場合、機械工学から幸福学の研究へ移ったが、それは慶応大学という新しいことに挑戦する環境を選択したことが功を奏した。日本の大学は未だに官僚的な体制が残っており、その体制は老朽化しているといえる。新しいものを大きくしていくために、ハチドリのようにまずは地道にあきらめずに活動する。新しいことに挑戦する環境に将来がある。人生は短い。これをどう過ごすかによって自分の将来は変わっていくし、人生の充実感は変わってくる。「今」を大事にして、楽しみながらやりたいことを決断していこう。
TIPS：新しいことに楽しみながら挑戦する、良い一日を