#1167（3/9）母の話

内容：隆司さんが語る「母の話」。WEBの取材で「幸せとはお金や欲ではなく、今あること自体が幸せ」と語っていたとき、母を思い出した。
86歳になる母は、老年的超越の境地に近づいており、小さな庭の花の手入れに幸せを感じ、家のご飯をおいしくいただく。その繰り返しの生活が幸せだと言い、日々を穏やかに暮らしている。
もう一人、思い出すのは細川元首相。東京の一等地にある細川家のアトリエを訪ねたことがある。細川家1000年の歴史を思い出話のように語り、先祖代々、何者でもないものとして死んでいくことが理想だとおっしゃる。侘び寂びや無我の境地を生きており、謙虚で名誉欲などは皆無だ。
無名の自分として静かな人生を楽しみ、何者でもないものとして豊かに終えていく。日本、東洋の思想の境地を、母と細川元首相に見た気がすると、隆司さんは語る。
TIPS：今あることに幸せを見出す。
　　　 幸せな人生の一コマを豊かに過ごす。