内容:金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」を精読する。
「私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のように、地面を速く走れない。私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、あのなる鈴は私のようにたくさんな唄は知らないよ。鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがってみんないい。」
私と小鳥と鈴を比べるのは日本的。小鳥は動物、次に鈴。日本の精神というのは動物と植物以外も同じように大切、比べるものではない。鳥は飛べるのが素晴らしいし、私たちは地面を走れる。私たちは綺麗な鈴のような音は出せない。でも鈴はわたしのようにたくさんの歌は知らない。味わう力がある人間に生まれたのは素晴らしい。小鳥にも鈴に生まれてもよかったのかもしれない。ある時は僕らは鈴だったかもしれない、みんなが鳴らしてくれて幸せだったかもしれない。我々は身体を構成する原子と分子だった。鈴だったかもしれないし、いろんなことをしてきた身体が愛おしい。たまたま人間に生まれたから、たくさん歌を知っている。素晴らしい。
万博で演奏するので来てほしい。プロのようにうまくないが力を合わせてやってる姿は尊い。この詩と一緒、それぞれに素晴らしさがある。誰かと比べるんじゃなくて、あなたにはあなたの素晴らしさがある。みんな違ってみんないい。あの人がいいなと思っていたら幸せにはなれない。「みんな違ってみんないい」は金子みすゞさんが最初に言われたたこと。金子さんの詩は、二つの世界が織り込まれていると書かれている。いいとこあるけどこういうとこダメっと書いてるが、最後に鈴と小鳥とそれから私とネガティブからの肯定がみすゞさんの特徴だと書いてあった。蜂と神様「蜂はお花の中に、お花はお庭の中に、お庭は土塀の中に、土塀は町の中に、町は日本の中に、日本は世界の中に、世界は神様の中に、そうしてそうして神様は小さな蜂の中に。」
くるっと回って神さまは蜂の中にいると言う視点。簡単にはロジックに片づけられないところを見つめる姿が金子みすゞさんの詩のすばらしさ。存在の不条理、不条理の中に真実があるということを表している。スズメの母さん「子供が子スズメ捕まえた、その子の母さん笑ってた。スズメの母さんそれ見てた。お屋根で泣かずにそれみてた。」大切な人を思う。誰かにとって学びが善が、誰かにとっては苦しみ傷つくことだったりする。
TIPS:みんな違ってみんないい
| 放送日 | 2025/8/5 | |
| 放送リンク | https://voicy.jp/channel/2318/6953701 | |
| 幸福学キーワード | みんな違ってみんないい | |
| クスッ→★ 笑笑→★★ 爆笑→★★★ まじめ→〇 まじめ&熱い→◎ |
〇, ◎ | |
| 出演者 | たかし | 〇 |
| マドカ | ||
| たかしマドカ | ||
| その他ゲスト | ||
放送リスト
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