#656（10/15）どうすれば大学教員になれるのか！？

内容：隆司先生からニコニーさんへのコメント返しで、大学教員になる方法について。
まず、大学教員は研究者であり、研究や論文指導を通して学生への教育を行い、学術の進歩に貢献する仕事。大学教員になるには、学部卒業後、大学院の修士・博士課程を経て博士号を取得するのが一般的（「コースドクター」）。論文を書く実力があれば、コースを経ずに、論文提出で博士号を取得する道もある（「論文ドクター」）。
大学教授は狭き門。博士号を取得しても仕事に就けないこともよくある。しかし、大学教員は、向いている人にはとてもいい仕事だ。今までにない研究をして、成果を世に出し、世の中の進歩に貢献する。同時に学生を育て、社会での活躍を見守る。教え子が世の中を良くする嬉しさもある。
隆司先生は学部生の頃から論文が得意だった（卒論が東大の授業で取り上げられた！）。新しい研究のアイデアを出すことも、粘り強く集中することも得意。学部と修士で３本の論文を執筆し、世の中をみるべくキヤノンへ就職。週末に恩師のもとへ通い８本の論文を書き、博士号を取得した。後に慶應大学で30代講師の公募があり、初年度は会社に慰留されたが、翌年、上司や御手洗肇氏（当時社長）にも快く送り出されて転職した。
隆司先生は、大学教員は「天職」で会社員よりも自分には向いていると言う。負けず嫌いゆえに人と戦いたくない隆司先生にとって、研究は自分だけの道を歩める良さもある。人生の職業の選択。生きがいや、やりがい、働きがいを感じる仕事につくことは本当に大事。みなさんなりの生きがい、やりがい、働きがいを見つけてほしい。

TIPS：自分なりの生きがい、やりがい、働きがいを見つける