#810（3/17）サイボウズの青野社長の話は日本のこれからの希望だった

内容：今日は、はたらく幸せ研究会の発表会とシンポジウムがあった。最終発表会での各チームの内容もよかったが、サイボウズ青野社長の講演と対談もよかった。
２、３年ぶりにお話を聞いたが「アホはいいけど嘘はダメ」という理念がある。寝坊したことは大したことではないので正直に言えばよく、嘘をついて言い訳をしてはいけない。倫理観の高い社員になるよう、わかりやすい言葉で啓蒙している。表現が楽しげでエンジョイベースボール、ウェルビーイングな会社。
サイボウズはもともとはソフトウェアをインストールして使ってもらうサービスだった。Googleがクラウドを初めて「ああ、もうだめだ」と思ったらしい。それに対抗して自分たちで自由にカスタマイズして業務アプリを作れるようにした。すごい事例としてまったくITと関係ない業種である八芳園が独自開発したアプリを外販するまでに成長させた。
従業員と経営者がよく話し合ってキントーンが生まれて好業績につながった。サービスの提供者も顧客も一緒に世の中を良くしていこうという発想でイノベーションが起きている。これは日本ならではの強み。日本の勝ちパターンの可能性がある。日本人の利他の精神が忘れられているけど、ソフトウェアでそれが呼び覚まされ働き方も幸せになり、キントーンで創造性を発揮できている。新しい日本型のやり方だと思いませんか？
パソコンもインターネットもAIも、特定の会社が利益を得るのではなく、みんなが幸せになる使い方を考えるとよい。楽しみですね。幸福経営ともつながっている。
ボーダレスジャパンの仕組み、親会社の利益を子会社の投資に使うのと同じ。いいことをいい人が広げようとするとうまくいく。サイボウズも似ている。
TIPS：みなさんはどのような発想が利他の好循環を作れるか、考える1日にしてください。