#991（9/14）結晶性知能と流動性知能

内容：結晶性知能と流動性知能について。結晶性知能とは、経験や教育学習などから獲得した知識やスキル、言語能力、理解力、洞察力などを指す。業務処理の知識や仕事のスキルは結晶性知能そのもの。また、流動性知能とは、新しい環境に適応するために、新しい情報を獲得し処理し操作していく知能。暗記力や計算力も該当する。流動性知能は10代中頃から20代中頃までをピークに成長する。そしてその後は徐々に低下していく。一方、結晶性知能は年齢を重ねていくほど伸びていく。年齢を重ねるほど、楽観力が高まる、という研究結果もある。高齢化すると、暗記力や計算力や新しい環境に適応する能力などの流動性知能は低下するが、結晶性知能は高まっていく。つまり、歳を重ねると、言語能力、理解力、洞察力は伸びていく、ということ。時代が変化している時は、結晶性知能は頑固とか頭が固い、ということにもなる。歳をとるのはいいことだ。記憶力が衰えるのは幸せなことだ。歳をとって衰える能力を悲観するのではなくて、伸びていく知能を認知していく必要がある。いろんなことはバランスが大切。
TIPS：歳を重ねるのは素晴らしい